旅する書と茶

僕らは書と茶の道具を持って台湾を旅した。

色々な街を歩き、 様々な人に出会った。

 

ここは客家の街。

自分のルーツを探した。

客家の服を纏い、

客家のご飯を食べ、

客家の茶を飲み、

人々の会話を聞き、

猫のように裏道を歩き、

道を通り抜ける風を感じた。

 

客家とはどんな人たちなのか、

どんな暮らしをしていて、どんな歴史があるのか、

散歩をしながら語った。  

さながらふれあい街歩き。

 

少し高い丘の上にある亭まで上がると

街を一望できた。

下ではなにやらお祝いが始まるよう。

爆竹の音と、二胡の演奏が風にのってこちらまで聞こえてくる。

 

亭で道具を広げ、

書と絵を書いた。 

感じた言葉を次々に。

 

麗しい風

そう感じて二人で書いた一枚。

僕らの修行の一コマ。

 

街歩きして感じた一言は?