静かな光

ここは古くからの
人が自然に還る場所。
植物が人の一部をもらって、
元気に育っている。
恐さはない。
感じるのは穏やかな光。
...
樹も石も人も
光を放つ
静かに
内側から。
写真家 渞さんの写真は
いつもその光を捉えるよう。

渞さんの前では
飾る事も言葉もあまり必要ない。
見抜かれる事に何の不安もない。
むしろ心はいつも救われる。

悲しみや傷みは人を
深く美しいものにする。
美しく生きたい。
魂を磨きたい。
とここにいた時思っていた。

時々私は光を失くします。
迷ってもいいけど、居なくなるなよ。と言われてるみたいに。
写真は光を思い出させてくれました。

photo:
渞忠之さん(minamoto tadayuki)