2014年

4月

13日

春の一番

この茶は素朴で胸を躍らせるおいしさ。
香りは鼻先をくすぐる温かな春の風。
飲むと、その春はまだ少し肌寒い頃の風なのだと教えてくれる。
甘く、きりりと、そして凝縮された
茶の気が飲む人の体を駆け巡る。

この茶は素朴で美しい。
時代が変化して、市場の需要が変わっても、村でただ日々の営みを何十年も守り、作り続けている茶。
蒔きを焼べて発酵をとめるその時の作業の味が微かに感じられる。
それがこの茶を素朴で良いものにしている理由。
80℃の湯で静かに湯をさすと、
この茶の心躍らせる甘さは出る。

最後の数煎を朱泥で淹れる。
それまであった微かな火の煙の香りが土の中で、
天と地と人が融合していくような味となった。

春の一番。ようこそわが家へ。

2014年03月13日から3月17日製茶
雲南省西双版納州孟臘県漫撒山丁家老寨小茶樹および古茶樹
普洱生茶