2016年

6月

28日

正岩茶 大紅袍

正岩茶 大紅袍

茶を香り、口にした瞬間、
鳳凰が目の前に舞い降りた。
その大きさと荘厳な佇まいに圧倒される。
ふと、鳳凰とガンっと目が合う。
しかし瞳の奥にある
懐の深い慈悲に母なる大地を体感する。

そして鳳凰は私を乗せて、
空へ舞う。
鳳凰が通った後の空には
光の余韻が残る。
光の道は簡単には消える事がなく、
いつまでも大地と空を照らす。

8グラムの大紅袍、
小さな老朱泥の茶壺で。
茶も道具も正しい。
そして我が師が
音色を奏でる。
ただならぬ一杯の茶。
全てに魂が宿っているようだった。
とても目を閉じてお行儀よく飲んではいられない味で、笑顔と歓喜の声が溢れた。

茶の味は飲んだその瞬間しか
体感し得ない儚い思い出。
忘れない為に記録として残す。

2016年5月26日
於 雨の台北
留    白
------------------
正岩茶 大紅袍(中文)

細品茶香 啜飲瞬間
突然一巨大鳳凰展翅降臨面前
其莊嚴挺拔的威儀令人屏息
懾人眼神卻深藏著慈母大地的柔懷

我乘著鳳凰遨遊
鳳尾劃過的天空留下閃耀光芒
光芒久久不散 持續照耀天地

8克大紅袍  在老朱泥小壺中靜靜地
茶葉純  工具正  再由吾師手法加乘
呈現的不僅僅是一杯茶湯
更凝聚了精氣神在其中
令人難耐端坐 不由得開懷顏笑

這難忘的回憶只有在品茶之片刻能夠意會
特以此篇記錄留念  

2016年5月26日
於下雨天的台北
留    白